第16回高校生プレゼンフェスタ

昨日、「第16回高校生プレゼンフェスタ」(早川則男運営委員長)があった。今回のテーマは、「海外にむけて江戸・東京を発信しよう!」というもの。

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新機軸がいくつもあるが、なかでも、会場がいつもの跡見学園から、地下鉄・清澄白河駅のほど近くにある「深川江戸資料館」(江東区)に移ったことが大きい。

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ガイドさんたちの案内で、深川佐賀町の長屋や船宿などが再現された展示場を見学し、その展示場に隣接したホールでグループ・プレゼンテーションをつくる。

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参加者は、首都圏の公立・私立・インターナショナルの高校6校の生徒たち27名である。なかには2時間かけて会場にきた人もいる。

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この資料館には、説明版というものがない。そのかわり、見学者が展示品に手をふれたり、時間の流れ、鶏の声や雨音、光の移ろいを、五感で感じられたりできるように工夫している。

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「全身を使って学ぶ」というわれわれ獲得研のコンセプトにぴったりの資料館である。

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今回は、展示品そのものを、ハンズオン教材として発表の中で活用させていただいた。

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現代と江戸をどう結んで発表するのか、かなり高いハードルだが、そこは柔軟な高校生たちのこと、「君の名は。」の設定を借りてキャラクターを入れ替えるものあり、タイムスリップものあり、夢の中という設定ありで、実にやすやすとクリアしていた。

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参観者を公募したことも今回の新機軸のひとつ。おかげで、獲得研のメンバー、引率の先生と参観者、参観者同士という具合に、色んな交流も実現した。

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「振り返り」の会も、例年とは一味違ったものになった。プレゼンフェスタの枠組みそのものを心理学の視点から専門的に分析してくださる意見がでたりして、それもまた実に面白かった。

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本格的な振り返りはこれからだが、4月の例会でも色んな見方がでてくることが期待できそうである。

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