異文化間教育学会第34回研究大会がいよいよ2週間後に迫り、準備作業も佳境に入ってきた。事前の参加申込数が200名を超えているから、おそらく300名規模の大会になるかと思う。メイン会場の3号館は、エスカレーターのついたキャンパスでいちばん大きな建物だが、そこのフロアを3つ分フル活用する。
特定課題研究、個人発表、共同発表、ケースパネル、ポスター発表を合わせると、2日間で86本の研究発表が行われる。そのほかに大会前日の「プレセミナー」と2日目の「公開シンポジウム」が開催校企画になっているから、そちらの準備も相当に忙しい。「懇親会」でも若い学生たちが躍動する出し物を用意している。
そんなこんなで、研究室のスタッフ、獲得研メンバー、ゼミの学生・院生チームという3つのグループあわせて50人以上が準備作業にあたってくれている。
いつもの研究大会と大きく違うのは、獲得研が大会運営に全面協力していることだ。その結果、ホスト側の年齢構成がとても広くなり、それが研究大会の雰囲気にも反映する。学部の2年生から獲得研のベテランまで、スタッフの間にいったいどんなコラボが生まれるのか、これもまた見ものである。
一つの研究会から20人もの人数がでて大会運営にあたるのはこれまで例がない。それも、北海道の藤田先生や熊本の中野先生まで集まってくれるというから凄い。
これは当たり前のことだが、こうしたプロジェクトの実現には、研究室の全面協力はもちろん、庶務課、管財課、講師室、保安室、百周年記念館など、いろんな部署の協力が不可欠であることを改めて認識した。
ポスターセッションむきのパネル21枚をもとめてキャンパス内をあちこち探索するうち、こんなところにこんな施設があったのかという発見もあった。
4つ目の倉庫でおあつらえ向きのパネルをみつけたのだが、灯台下暗し、そこは研究室にいちばん近い倉庫だった。これまでいかに周囲を観察していなかったかという話なのだが、キャンパスの様子に少しだけ詳しくなったことも、私にとっては大会の副産物である。