ブログの効用

4週間のフランス・イギリス出張をおえて帰国した。ヨーロッパが涼しかっただけに、ことしの残暑がひとしお厳しく感じられ、生活のリズムを取り戻すのにいつもより時間がかかる。

出張には、PCを持参することにした。カメラさえ持たなくなっていたから、自分としてはかなり画期的なことだ。ブログをはじめたからには、旅行中も1週間にひとつくらいは記事を書こう、という算段である。おかげでひさしぶりにカメラに親しみ、ホテルのメディア環境の違いにも翻弄された。

はりきって新しいカメラも準備した。ところが、TACTのワークショップで性能を試そうとした矢先に、誤って破損。液晶画面がまったくみえなくなった。以前、TACTの記事でつかった阿倍野区民センターの写真は、かろうじて本体に残っていた3枚のうちの1枚である。

ストラスブールのホテルから 建物の下を流れる水路

やむなく古いカメラを持参したのだが、気がつくとこのひと月で400枚ほど撮っている。こんなにシャッターを押したことはもちろんないし、たぶんこれからもないだろう。通してみると、気温35度のパリから、13度のエディンバラまで、町ゆく人の服装の違いが一目瞭然である。これで旅の流れがよくわかり、撮っているこちら側のそのときの気分も髣髴する。

ホテルのメディア環境の違いも面白く感じた。部屋の通信回線を無料で開放しているところ、1時間単位で回線使用料をとるところ、希望する客にパスワードを与えてメディアルームにあるコンピュータを使わせるところなど、どういうわけか一つも同じ環境のところがないのだ。部屋に入るとコンセントの位置をまず確認するのだが、自由につかえるコンセントの数が、ホテルによってこんなにも違うのか、というのも新発見だった。

明日は獲得研の第66回例会である。メンバーの活動報告からたっぷり刺激をうけて、再始動となる。

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