日別アーカイブ: 2012/06/12

異文化間教育学会の研究大会

カフェテリア ”学生たちは街のことを下界と呼んでます。”

週末に、大分の立命館アジア太平洋大学(APU)で、異文化間教育学会第33回研究大会があった。学会の会員数は現在920名。時代の要請もあるのだろうか。大学の教育実践に真正面から取り組んでそこから理論構築をはかろうとする刺激的な報告がふえているように感じる。

来年の34回大会(2013年6月8日―9日)の会場は日本大学文理学部、獲得研も全面的に運営をサポートする。そこで幹事役をになう和田俊彦さん、藤井洋武さんが、APU大会に参加し、大会委員長の近藤祐一先生、副委員長の平井達也先生にインタビューさせていただいたり、記録写真をとったりと精力的に取材を進めた。

APU大会の特徴の一つは、学生さんたちの大活躍だ。受付、発表会場、休憩室、キャンパスツアーなど、あらゆる場面で若々しく雰囲気を盛り上げている。懇親会の司会まで学部生がやる研究大会はみたことがない。力みのない自然なもてなしにAPUの学校文化があらわれているなあ、と感じる。

眺望絶景の山上に広がるAPUのキャンパスと、東京でも珍しくなった学生街の先に広がる文理学部のキャンパスの雰囲気は対照的といっていいものだ。ただ、APUのもてなしの心に学び、活性化のすすむ学会の研究活動をじゅうぶんに反映する研究大会にしよう、と想を練りはじめている。

1300人収容の学寮  ”7割は留学生なんです。”