第131回例会(3月例会)おこなわれる

2019年3月16日(土)に3月例会がおこなわれました。この例会は寺脇研先生(京都造形芸術大学教授教授)講演会として開かれました。演題は「総合的な学習からアクティブ・ラーニングへ」でした。
寺脇先生は1975年文部省(当時)に入省。文教行政畑を歩んでこられました。1990年代には「ゆとり教育」推進の旗頭として全国的に知られるようになりました。
お話のあらましは、以下の通りです。1970年代の「荒れる中学校」「詰め込み教育」「受験戦争」といった当時の教育の問題を解決する方法として、「生涯学習」という理念が提唱されたこと。そしてその後の教育行政は生涯学習実現の流れに沿って進められてきたこと。さまざまな改革、例えば総合学習、高校単位制、学校5日制など、一見すると関係ないように見えるが生涯学習の理念に基づいたものであり、アクティブ・ラーニングもそれに沿ったものだということでした。
なかなか知りえない教育改革の背後にある流れや考え方を知り、大いに啓発されたひと時でした。