第115回研究会(7月例会)おこなわれる

7月22日(土)に7月例会がおこなわれました。
まずは小菅先生によるウォーミングアップ。「2人あっち向いてほい」、さらに「3人あっち向いてほい」。次に各自に白紙が渡され、3等分に折ります。まずは自分の姓名を書いて次の人にパス。次の人はこの紙の持ち主の特徴を短く書いてパス、のように続け、最後は自分の処に戻ってきた紙に、持ち主は自分の特徴を書く。3人グループ内で発表。各グループは騒然。最後はグループ代表が自分のグループの誰かの特徴のみ読み上げ、最後にこれはだれでしょうかと全体に問いかける。「へ~」と感心する声、意外な特徴に驚く声。ちょっと変わった他己紹介を皆で楽しみました。
次は実践報告です。今回の実践報告者はパリ日本文化会館・日本語教育アドバイザーである藤光由子先生でした。2017年3月11日におこなわれた「第1回全仏高校生日本語プレゼンテーション大会」について話していただきました。藤光先生はこの大会の企画・準備・実行・ふり返りのすべてに中心的にかかわった方です。
フランス各地に日本語を第二、第三外国語として学んでいる高校生がいます。この大会は日本語を学ぶ高校生たちに、学習成果の発表の機会と、知的挑戦の舞台を提供するとともに、日本語教育の振興や日仏交流の発展に資することを目的としています。
大会テーマは「日仏交流~この人に注目」。生徒たちは2~3人のグループを組み、予備審査の結果5組にしぼられます。この5組は教師の援助を受けながらリサーチを重ね、発表内容を精選し構成していきます。発表方法にも工夫が重ねられます。そして発表。
各グループに取り上げられた人物はジャック・シラク、ギュスターヴ・ボアソナード、ポール・クローデル、カルロス・ゴーンなど。彼らの熱演はインターネットで見ることができます。(下のサイトをクリック)最後には、この取り組みの成果と、新たに浮かび上がった課題が提示され、報告が終了しました。
http://www.mcjp.fr/fr/la-mcjp/actualites/concours-dexposes-inter-lycees-en-japonais
https://www.youtube.com/channel/UC6tThdaeY951YFJC_UDwRRQ
引き続き例会の後半は、夏のセミナーの仕事分担、そして各ワークショップのファシリテーターを中心にした、プラン検討会でした。どのグループも2週間後のワークショップをひかえ、真剣な討議が続いていました。(以上)

7月例会(藤光先生)