第113回例会(2017年度5月例会)おこなわれる

第113回例会が5月20日(土)におこなわれました。はじめに皆さんでウォーミングアップ。早川先生のファシリテ―ションで、「究極のサバイバル術」という名前のアクティビティをおこないました。2チームに分かれて、ジェスチャーのみで自分の意思を伝えるゲームです。お題の「トイレに行きたいが、場所がわからない」など、相手チームのジェスチャーを見てその意味を当てます。各チームのジェスチャーに一同大爆笑。

続いてNPO法人ドラマケ―ション普及センターの三嶋理事長からの報告を聞きました。題名は「都立高校でのドラマケ―ションの取り組み」でした。近年ドラマケ―ションのプログラムは、いくつもの都立高校に導入されています。ある都立高校では退学者が大幅に減ったり、生徒間、生徒―教師間の人間関係が改善されるなど、その効果が認められ始めています。その背景にあるさまざまな要素、実施にあたっての心構えなどを三嶋理事長に説明していただきました。お話しをうかがって分かったことがいろいろありますが、このドラマケ―ション・プログラムをささえている理論が、獲得型学習理論であるという点に特に意を強くしました。

DSC00013三嶋氏報告

最後に、獲得研シリーズ第4巻の骨子をめぐる討議をおこないました。第4巻は『学び方指導ハンドブック』と題し、アクティビティの総合的な活用を提案する本です。徐々にまとまり始めたこの本のイメージをもとに感想、質問、要望などを述べ合いました。若い教師たちの実践に役立つような本を作っていきたいと思います。