第96回例会を開催しました。

20150919
第96回例会を9月16日に日大文理学部にて開催しました。最初に参加者各自から近況報告がありました。特に三隅友子さん(徳島大学)から来年1月におこなわれる「とくしま『異文化キャラバン隊地域創生』コンソーシアム」の企画内容の説明がありました。
次に沖縄あかり座公演のふり返りをおこないました。この沖縄公演は「教育プレゼンテーションで学ぶ沖縄現代史」と題し、獲得研と沖縄歴史教育研究会、那覇市にある「不屈館(瀬長亀次郎記念館)」の共催により8月20日におこなわれたものです。ふり返りは、まず宮崎充治さん(桐朋小学校)から、公演の概要説明がおこなわれました。そのあと、参加各チームの発表をDVDで鑑賞し、それから討議に移りました。活発な討論がおこなわれました。
最後におこなわれたのは藤光由子さん(西オーストラリア州教育省)からの教育実践報告です。現地でおこなわれている日本語教育のさらなる活性化のために、藤光さんは様々な取り組みをされてきました。その一つがドラマを授業に取り入れること。西オーストラリア州と兵庫県は姉妹都市交流をしており、教師交換プログラムで兵庫県から派遣された若手男性教師2人と手を組んで作り上げたのが日本語教育に漫才作りを取り入れるプログラム。この2人(「兵庫ボーイズ」)が漫才をやってみせるとともに、現地生徒たちにも漫才作り・発表を体験してもらうというものです。ポイントは学習した日本語を漫才の中でしっかりと使うことと、発表を楽しむこと。合間にはDVDでオーストラリアの子どもたちの漫才を作っている様子、発表場面、感想インタビューなどが映され、楽しく分かりやすく説明してくださいました。