第62回例会を開催しました。

今回の例会は3月に行われたセミナーの振り返りが中心でした。

絵本ワークショップをめぐっては、参加者が積極的に演じていたことやアフガニスタンをめぐる問題に対して向き合おうとする姿勢が顕著だったことが指摘されました。その反面、内容を詰め込みすぎたとの反省が挙げられました。また、ホットシーティングでは問いを発するよりもシートに座った側が演技をするということに重点が置かれてしまったのではないかという意見が出されました。リサーチとは何か、また、「演じすぎてしまう」参加者を立ち止まらせて、考えにひきもどすことも必要ではないかということが議論となりました。

「私はミミズ」のワークでは、一見無味乾燥に見える生物の授業でもドラマになるのだと発見がしたとの報告がありました。参加者自身が他の参加者を評価した点についても議論となりました。同じ立場の仲間から得た評価が動機付けとしてうまくはたらいたのではないかという意見が出されました。

「大学の授業におけるワークショップ」のグループからは、『トムソーヤの冒険』を題材にするまでの紆余曲折が語られました。大学教員のもつ専門性をどのようにワークショップに活かしていくかは今後も検討すべき課題であり、このグループは再度、このテーマに挑戦する決意が述べられました。