今回の合宿も、きわめて活気のある2日間だった。
恒例の「オトナのプレゼンフェスタ」のテーマは、“江戸の出版と情報”。会場は江戸東京博物館(両国)である。展示資料(6F)とライブラリー(7F)をフル活用してリサーチする。
合宿会場に移動してプレゼン作り。3つのチームの発表に共通していたのは、瓦版の機能に注目したこと。
ネットでつくられる現代の風評との相似性、明治に活躍することになる企業人の成長譚、異邦人から見た幕末の日本人像など、多彩な内容が的確に描きだされた。
実践報告は、「群馬あかり座公演その後」(小菅さん)と「ヨーロッパにおける日本語教育の新展開」(藤光さん、植原さん)の2本。
2本の報告を聴くと、獲得型教育普及の条件が、国内外で急速に整いつつあることが分かる。
2020年度はあかり座秋田公演、21年度はあかり座欧州公演が予定されている。
獲得研の研究活動が、いよいよ新しいフェーズに入りつつあることを実感できる合宿だった。