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修士論文の中間報告会

修士論文、卒業論文の執筆が佳境に入っている。今年のメンバーは、修論ゼミが4人、卒論ゼミが10人の合計14人である。

昨日、修論の中間報告会があり、鈴木くんは校務で欠席だったが、近藤くん、李くん、楊さんの3人が報告した。

その後、院ゼミの1、2年生と下高井戸のカナピナで恒例の夕食会をしたのだが、写真をみると、3人とも一様にホッとした表情である。

中間報告会は、傍聴した1年生のメンバーにとっても、来年のイメージ作りの場として刺激的だったようだ。

院ゼミで東博へ

今年の大学院ゼミの新入生は、全員が中国からの留学生。そこで、例年夏にやっていた2泊3日の研修旅行を、都内散歩に切り替えることにした。

その第1弾が、東京国立博物館の見学だ。本館の常設展を、1階、2階にわけてじっくり見る。仏像彫刻、漆工、金工、刀剣、陶磁器、絵画・・・。

順番に見どころの手ほどきをしていくと、それだけでタップリ半日かかる。どの部屋の陳列品にも興味を示してくれるので、こちらもついつい話しすぎてしまうからだ。

昼食も館内のレストランでとったが、せっかくだから、上野の山をおり「みはし」で江戸の風情も味わってもらうことにした。

京都・奈良に留学生を案内したことは何度かあるが、考えてみると、東京案内というのは、今回が初めてだ。

次のゼミの時に、それぞれどれをお気に入りの作品に選んだのか、きいてみようと思っている。

これを機会に、彼らのものの見方が少しは広がるのか、あるいは変わらないのか、ちょっと楽しみではある。

大学院の歓送会

昨日は大学院の歓送会だった。私のゼミでは、麻生賢太郎くんが修論を提出した。タイトルは「パラグアイ共和国における教育問題の現状と課題に関する研究」である。

パラグアイで、青年海外協力隊の指導員として2年間バドミントンの指導に当たったことがテーマ設定のもとになっている。現地社会の経済格差、教育格差の大きさに衝撃を受けたのである。

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帰国後、再度現地にわたり、ひと夏かけて私立ニホンガッコウや公立学校の関係者にインタビューを重ねて修論を書きあげた。

先行研究が少なくて苦労したが、その分、一次資料を駆使した貴重なドキュメントになっている。これからパラグアイひいては南米の教育について知りたい人には、格好の入門書になることだろう。

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ヨネックスに勤めることになった麻生君は、世界を駆けまわってバドミントンの普及につとめる国際派ビジネスマンになるのかなあ、と思っている。

鈴木翔くんと、莫然さんは、修士課程の2年目から仕事が始まってしまった関係で、修論の提出が来年度になった。

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ということは、いま1年生の近藤敦くんたちと併せて、来年度5本の修論が提出されることになる。

卒業論文も10本出る予定だから、4月からの論文指導が、いつの年にも増して忙しくなりそうである。

1年生のゼミ

DSC00001このブログに、1年生のクラスが登場するのは、おそらく初めてだろう。

ここにアップした写真は、新年最初の授業で、1万2千字の課題論文を提出した直後のものだ。冬休みを挟んで頑張っただけあり、さすがにみんな晴れ晴れした表情をしている。(指文字のWは、渡部ゼミということらしい)

今年のゼミは、前期のティーチング・アシスタントだった近藤敦くん(M1)が、後期もボランティアでクラスに参加してくれた。学生たちに「後期もクラスに来てね」と声をかけられて、意気に感じてしまったのだ。

このエピソードが象徴しているように、今年は例年にもまして和やかな雰囲気のゼミになった。この写真を撮ってくれたのも近藤くんである。

札幌・小樽研修旅行

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大学院「教育内容論」ゼミの研修旅行は、北海道開拓史がテーマだった。このテーマは、2014年以来である。

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時あたかも「札幌国際芸術祭2017」の時期とあって、札幌駅の雰囲気もいつもと違っている。

今回も初日に、札幌農学校の演武場だったという時計台を訪ねたのを皮切りに、旧北海道庁の文書館で、屯田兵関係の資料を見せてもらった。

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2日目は小樽。北前船関係では、旧佐藤家の鰊御殿(積丹の泊村から移設)、旧青山家別邸(青山家の鰊御殿は札幌にある「開拓の村」に移築)をみた。


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さらに幌内炭鉱から小樽港に石炭を移送するのに活躍した鉄道遺産を訪問。(ここにある旧手宮駅の扇型車庫、転車台などは重文)

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船舶輸送の関係では、日露戦争後に樺太分割の会議の開かれた旧日本郵船株式会社小樽支店の建物も案内してもらった。(これも重文)

 


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3日目には、改装なった北海道大学総合博物館も訪ねたから、実に盛りだくさんのプログラムである。

今年は、色んな事情で2年生が参加できなかったため、1年生だけの旅になった。日本人は幹事の近藤くんのみ、あとは李くん、楊さん、欧さん、秦さんといずれも中国からの留学生という異色のチームだった。
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改めて写真を見返してみると、5人のポーズが日を追ってリラックスしていくのがわかる。お互いの関係がどんどん近くなったことを象徴しているようだ。

2度目の餃子パーティー

先週の16日が、卒業論文・修士論文の提出日、なんとその当日にゼミの餃子パーティーがあった。会場は大学のカフェテリアである。

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〆切当日にこうした催しをやるのは初めてだ。今回も卒論幹事の金梅さんが、準備を一手に引き受けてくれた。

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事前に皮や具の下ごしらえがちゃんとしてあるだけでなく、当日も、提出する卒論と一緒に、コンロ、鍋、作業道具、調味料のはてまで、すべて金さんが家から持参してくれたのだという。

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たいがい卒論・修論を提出するだけでも青息吐息のはずなのに、2つの仕事を何事もなかったようにこなしてしまう。なんとも凄い人である。

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さすがに2回目ともなると、われわれの作業スピードも格段にアップする。中国の餃子事情を聞いたりして、ワイワイやっているうちに、30分ほどで150個の餃子が完成してしまった。

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皮から手作りだから、食感といい味といい言い申し分なし。すっかり堪能してから、あらためて飲み屋に移動、お酒とおしゃべりもゆっくり楽しんだ。

こんなこともできるのかと目からウロコの楽しい一日だった。

修論、卒論の執筆が佳境に

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修士論文と卒業論文の執筆が、いよいよ佳境に入ってきた。先週は、修士論文の中間報告会があり、張さんが「「素質教育」の推進における演劇教育の役割に関する研究―石家荘の談南路小学校を例として」、小宅くんが「ドラマケーションが生徒に与える影響について―足立区に着目して」と題して発表した。

どちらも学校のフィールドワークを基礎にした報告で、教育現場の実態に即して論理を組み立てているところが共通している。材料が出そろってこれからようやくゴールが見えはじめるところ、このあとの詰めの作業が、仕上がりを左右することになる。

この日は、木村くんも応援に駆けつけ、にぎやかな夕食会になった。

木村敬一くんの大活躍

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先日リオ・パラリンピックの報告にきてくれた木村敬一くんが、昨日は、全力応援を続けた大学院のゼミ生たちと再会した。間に、例の銀座の80万人パレードをはさんでいるので、そのときの話も聞いたが、“東京にこんなに人がいるのか”というくらいの熱気だったらしい。

ロンドン・パラリンピック大会のときは、現地の水泳会場で応援できたのだが、今回は病院のベッドからの応援になった。新聞記事の方は、妻がすべて切り抜いていて、内容を逐一報告してくれた。

メディアの注目度が4年前とは桁違いである。木村くんが感じたプレッシャーもそれだけ凄かったことになる。その中で4つのメダル(銀メダル2、銅メダル2)を獲得。まさに獅子奮迅の活躍だった。

今回のメダルは重さが500グラムあって、ずっしりと重い。4つあわせるとなんと2キログラムになる。メダルを手にもって振るとカシャカシャ音がする。オリンピックのメダルにはない仕掛けらしい。それで、リオの組織委員会の粋なはからいに感心した。

4年後の東京パラリンピックにむけて、社会の注目はいやがうえにも高まっていく。パラリンピック理解の促進活動など、競技以外でも木村くんの果たす役割は、さらに大きくなることだろう。

まずはゆっくり休んで十分に英気を養ってほしいと思う。(木村くんと誕生日の私に、院生たちから花束のプレゼントがあった)

院ゼミの上海旅行

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昨日の深夜に上海から戻った。30年ぶりの上海は、記憶の中の風景とはすっかり変わっていた。外灘(バンド)からみる黄浦江対岸のビル群がその典型である。ちょうど七夕の夕方ということもあるのだろうが、1500メートルも続く長大なプロムナードが散策の人々であふれかえり、水上をいきかう観光船も満員の乗客でにぎわっていた。

大学院のゼミで海外旅行にでるのは初めてである。テーマは日中の文化交流。ちょうど張雅潔さん、莫然さんがゼミ生とあって、これ以上ないタイミングの旅である。ふたりは完璧なガイドだったが、何よりいいのは、目にした人々のふるまいやらテーブルで供される食べ物やらについて、気になることをその場で気兼ねなく質問できることである。

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上海博物館の中国陶磁器のコレクションがとりわけ見ごたえがあった。紀元前の無釉陶器から、唐三彩、宋代の名窯の作品、明清の景徳鎮のものまで、2階のフロア全部を使って展示している。長いながい歴史をもつ中国陶芸史を、実物とともに一望できるのだから凄い。

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今回は、日本人院生が小宅崚太くん、鈴木翔くん。参加者4人のこじんまりした旅、さらに4人とも抜群に気配りのきく人たちである。いつにもましてゆっくりおしゃべりできたことで、4人の個性の違いがより際立ってみえるようになったのは大きな収穫だった。文化的多様性といってもいいだろう。

途中、いきなり驟雨に降りこめられたり猛暑になったりとなかなかにドラマチックな天候でもあったのだが、そこは臨機応変の行動で、すべてを楽しいエピソードに変えることができた。おかげでなにより“精神的に贅沢な旅をさせてもらったなあ”という実感が残ったのだった。

 

3年生のゼミ

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昨日は、3年生のゼミ(テーマ:教育における身体表現の可能性)の打ち上げだった。百周年記念館の多目的ホールを使って、ワークショップ形式で学ぶゼミをやっている。

年間70種類ほどのアクティビティを経験し、彼ら自身にファシリテーションもやってもらうので、学年の最後にはみんな相当に仲良くなる。秋学期になると自然に飲み会の話もでてくるのが普通だ。

幹事の金子くんによると、今年は、前期の飲み会だけでなく合宿の希望まででたというからなかなかである。なんだか、いつの年にもまして、メンバーの仲良くなるスピードが早い印象がある。

飲み会のいいのは、一人ひとりとじっくり話せることだ。昨日も、ゼミ生がかわるがわる隣の席にやってきては、教育学科を志望した動機やら、家族のことやら、住んでいる地域のことやら、友人関係のことやら、進路のことやら、通学のことやらと、色んな話をきかせてくれた。

おかげでいつの間にかお酒も進んだようである。