今月の21日に刊行される岩波新書『アクティブ・ラーニングとは何か』の見本本が届いた。軽快で明るい印象の帯がついている。
岩波ジュニア新書『国際感覚ってなんだろう』(1995年)のときと同様、編集担当の清宮美稚子さんの適切なサポートがあったおかげで、完成にいたるまで、二人三脚の充実したプロセスを味わうことができた。
今回の場合、本のいわば骨格ともいうべきアイデアは、1997年からの20年の間に、雑誌『世界』に断続的に寄稿した4本の論考の中で発表してきたものである。それが本書の特徴となっている。
『国際感覚ってなんだろう』は、幸いなことに版を重ね、発刊から四半世紀たったいまでも、大きな本屋さんの棚に並んでいる。
では今回の新書は、一体どんな読者の手に届くことになるのだろうか。発売の日を楽しみに待ちたいと思っている。