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13回目の新春合宿

今年も成功裏に新春合宿を終えることができた。プログラムは、初日が2本の研究報告―小宅さん・日大一高、宮崎さん・弘前大学―と「獲得研のこれまでとこれから」をテーマにしたディスカッション、そして2日目が恒例の「オトナのプレゼンフェスタ」である。

今回のフェスタは「葛飾北斎の人間と芸術に迫る」というテーマで、早川さんを中心に「すみだ北斎美術館」とのコラボ企画になった。

すみだ北斎美術館は、2016年に開館したばかりとあって、最新のテクノロジーを駆使した展示が特徴であることはもちろん、教育プログラムに力をいれている美術館でもある。

施設見学のあと、東京スポーツ文化館にもどって、発表が行われた。(下の写真:美術館への移動中 院生の蔡くん撮影)

第1グループは、北斎漫画の成り立ちを素材として、北斎の教育者としての側面に光をあてた作品。

第2グループは、90歳まで画業を追求し続けた画狂人・北斎が、人生の節目節目にどう行動したかに注目した作品。

第3グループは、屈原をテーマとする作品の成立過程を手掛かりに、北斎の国際性を描いた作品。

第4グループは、「神奈川沖浪裏図」そのものを擬人化し、絵の側から世界をみると・・・という作品。

できあがったプレゼンは、どれも見応えのあるもので、合宿コーディネーターの初海さんから「これほど粒揃いの作品が並んだのは初めてではないか」という感想がでた。

すみだ北斎美術館館長の橋本先生と学芸員の古藤さんの含蓄に富むコメントからも大いに啓発されて、なるほど博学連携とはこういうことか、と改めて実感できた。

お二人に「年明け早々から合宿とは」と驚かれたが、そう言われてみると、正月合宿が13年間も続いていること自体たしかに驚異的だなあ、と思えてくる。

私にとっては、獲得研の新しい側面が毎年どんどん開発され続けていることの方が、さらに面白いことではあるのだが。