大塚先生の記念シンポ

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先週、青山学院大学で「大塚久雄 没後20年記念シンポジウム―資本主義と共同体」があった。80人を超す参加者で大盛況、久しぶりにICUの大塚ゼミの面々とも顔をあわせた。シニアはもちろん、若い研究者の姿もかなりみられる。

没後20年たってこうした大規模なシンポジウムが開かれること自体そんなにあることではない。

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経済史研究の分野から報告者が3人、コメンテーターが2人登壇したから、論点が「コモンウィール」「アソシエーション」「欧州の経済統合」「ネーション」「宗教的コミュニティ」とすこぶる多岐にわたり、発表もそれぞれ力のこもったもので面白かった。

主催者側の配慮だろう。東大、慶応、立教、早稲田でそれぞれ大塚史学にふれた人たちが登壇者になっている。大塚さんからみると孫弟子の世代の研究者も多いことから、研究の広がりが実感できて、それも面白かった。

懇親会の司会を仰せつかったのだが、その場でも大いに刺激を受けた。スピーチのなかに大塚さんの学問の総合性と課題意識のアクチュアリティにもっと注目すべきだという提起があって、確かにこれからは、大塚さんの学問研究の含意を、経済史研究の枠を超えて検討していくことも必要ではないか、と感じたことだった。

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