院ゼミの上海旅行

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昨日の深夜に上海から戻った。30年ぶりの上海は、記憶の中の風景とはすっかり変わっていた。外灘(バンド)からみる黄浦江対岸のビル群がその典型である。ちょうど七夕の夕方ということもあるのだろうが、1500メートルも続く長大なプロムナードが散策の人々であふれかえり、水上をいきかう観光船も満員の乗客でにぎわっていた。

大学院のゼミで海外旅行にでるのは初めてである。テーマは日中の文化交流。ちょうど張雅潔さん、莫然さんがゼミ生とあって、これ以上ないタイミングの旅である。ふたりは完璧なガイドだったが、何よりいいのは、目にした人々のふるまいやらテーブルで供される食べ物やらについて、気になることをその場で気兼ねなく質問できることである。

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上海博物館の中国陶磁器のコレクションがとりわけ見ごたえがあった。紀元前の無釉陶器から、唐三彩、宋代の名窯の作品、明清の景徳鎮のものまで、2階のフロア全部を使って展示している。長いながい歴史をもつ中国陶芸史を、実物とともに一望できるのだから凄い。

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今回は、日本人院生が小宅崚太くん、鈴木翔くん。参加者4人のこじんまりした旅、さらに4人とも抜群に気配りのきく人たちである。いつにもましてゆっくりおしゃべりできたことで、4人の個性の違いがより際立ってみえるようになったのは大きな収穫だった。文化的多様性といってもいいだろう。

途中、いきなり驟雨に降りこめられたり猛暑になったりとなかなかにドラマチックな天候でもあったのだが、そこは臨機応変の行動で、すべてを楽しいエピソードに変えることができた。おかげでなにより“精神的に贅沢な旅をさせてもらったなあ”という実感が残ったのだった。

 

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