日別アーカイブ: 2016/02/22

嘉穂劇場

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飯塚市にある嘉穂劇場にいってみた。博多駅からJRの快速で40分、飯塚駅で降りて1キロほどいくと、遠賀川の岸辺近くに目指す劇場がある。このあたり、藩政時代は長崎街道の飯塚宿だったというが、われわれ世代の人間には、筑豊炭鉱という言葉と一緒に記憶されている場所だ。いまでも川べりからボタ山らしい山の姿を遠望できる。

嘉穂劇場は、昭和6年落成というからそんなに古い劇場ではない。ただ、1200席という客席をもつ大きな建物だけあって、せいせいするくらいの大空間である。舞台も盆もすこぶるつきに広い。

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嘉穂劇場は、公演のない日に、さまざまなイベントを用意して見学者を迎えている。ちょうど今は全市をあげて「雛のまつり」をやっているのだそうで、嘉穂劇場も「ネコたちのひなまつり」というテーマで、劇場中をネコ一色にしている。アーティストの猫作品を鑑賞したり、ネコの扮装で記念写真をとったりできるから、参観者は大喜び、劇場内が活気にみちている。

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ここにきてはじめて炭鉱地帯と劇場のつながりの深さを知った。よくぞ嘉穂劇場だけが残ってくれたものだが、明治から昭和中期にかけて、この遠賀川流域に50を超す劇場があったというから驚く。

いつかぜひ嘉穂劇場で芝居の本公演を観てみたいものだが、と思いながら駅に戻った。