日別アーカイブ: 2016/01/17

松下佳代先生の特別講義

松下氏特別講義 014

松下佳代先生(京都大学高等教育開発推進センター教授)にお願いした大学院特別講義「能力・学習・評価のオルターナティブ」が大盛況のうちに終わった。

2コマ分の講義だが、90枚を超すスライド資料が用意されていて、なんと<新しい能力>論の歴史的な流れから最先端の実践例まで一望できる。宮崎充治先生が「集中講義4日分くらいの内容が聴けたよね」と話していたが、まさにそうで、松下さんの研究の広がりと深さを実感できるまたとない機会となった。

もともと大学院生のための講義だが、せっかくの機会だからと公開したところ、ディープ・アクティブラーニングがテーマと言う事もあるだろうが、たちまち会場いっぱいの聴講者が集まった。大学院の講義にこんなに大勢のひとが集まったことはない。なかに理系大学院の先生の顔もみえたのが関心の高さをよく示している。

精力的かつ丁寧に説明してくださったが、なにより語り口に明るさと活気があるのが素晴らしい。印象的だったのは、聴き手の側のテンションが最後まで下がらなかったことで、それこそが「網羅主義化か活動主義化といった二項対立を超えていく必要がある」という講義のメッセージが聴講者にしっかり伝わった証だろう。

企画者としては嬉しい結果だったが、ディスカッションということを考えると、いかんせん会場が大きすぎた。別の機会に、内容知と方法知のダイナミズムなどについて、小規模な場でじっくり松下先生とディスカッションできたらなあと願っている。