日別アーカイブ: 2015/11/10

幣舞橋の夕陽

幣舞橋は、北海道の三名橋のひとつらしいが、1908年の1月に石川啄木がはじめて釧路にきた日に渡った橋である。「さいはての駅に下り立ち 雪あかり さびしき町にあゆみ入りにき」と詠っている。当時は、木造の橋だったが、いまは歩道の広いじつに立派な橋になっている。

釧路・根室・厚岸 155

以前、函館と啄木について記事を書いたときに、北海道教育大学の宮原順寛先生から、啄木は釧路でも大事にされていますよ、というメールを頂戴した。今回いってみて、なるほどと思った。なんと市内に27基の啄木の歌碑があるのだという。

全部をみる時間はなかったが、例の「しらしらと氷かがやき 千鳥なく 釧路の海の冬の月かな」の歌碑だけはみた。それで滞在中なんどか幣舞橋をわたったが、眼下の釧路川の水面が高く、まんまんと水をたたえているため、じつにゆったりとした橋上風景になっている。

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幣舞橋は、夕陽の美しさでも知られているそうで、たまたま大きな太陽が、素晴らしい勢いで海に落ちていく瞬間にでくわして、あっけにとられた。とにかく美しい。

近頃、ゆっくり夕陽を眺めるなどなかったから、なんだか旅心まで誘われてしまった。