坂口真さんと「酒飯 増亭」

この日の広島は暑かった

この日の広島は暑かった

日本国際理解教育学会の研究大会が週末に広島経済大学であった。それで、久方ぶりにNHKテレビのプロデューサー坂口真さん(中国支社)とゆったりおしゃべりできた。

坂口さんとは、もう20年を超えるお付き合いになる。高校生が出演するディベート番組「青春トーク&トーク」(教育テレビで放送)の番組委員をしたときが最初である。坂口さんは入局したばかりの新人ディレクターだった。

坂口さんの撮影 ぐんぐん寄って撮る

坂口さんの撮影 ぐんぐん寄って撮る

1990年にはじまったこの番組は、やがて総合テレビで夏の特番がつくられるほど好評を博すようになり、90年代半ばのいわゆるディベート・ブームの火付け役のひとつになった。この前、大人になった高校生たちのリユニオンがあったらしい。いまでも交流が続いているのだ。このあたりに、坂口さんの番組づくりの姿勢がよくあらわれている。

今回は、JR横川駅に近い日本料理店で海の幸をご馳走になった。増田崇さんご夫婦の経営するお店「酒飯 増亭」は、10席ほどのカウンター席に小上がりというこじんまりした構えである。

手前がひろしま美術館 奥が広島城

宿から 手前がひろしま美術館 奥が広島城

旬菜料理の店とある通り、季節の素材に実にこまやかに手をかけている。瀬戸内の蛸も鯛も小鰯もどれもおいしかった。お酒から調味料にいたるまで、できるだけ仕入れ先に足を運んで、自分が惚れ込んだものをつかっているという。それでいて、ともすれば“こだわりの人”が発しがちな息苦しい雰囲気が一切ないから、実に居心地がよろしい。

聞けば、お二人はテレビも自動車も持たない暮らしぶりなのだという。ゆったりした接客はそういうことともつながっているのではないか。

ねばり強い番組づくりが身上の坂口さんと若いご夫婦の波長がきっと重なるのだろう。おかげで、わたしも気持ちよくお酒がすすんだ。

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