2020年7月11日(土)に7月例会を開催しました。主な内容は次の通りです。
- 参加者近況報告
- オンラインのアイスブレイク(杉山ますよ先生)
- 夏のセミナー準備
2020年1月5日(日)~6日(月)に新春合宿がおこなわれました。
【セッション1 オトナのプレゼンフェスタ】
今回はオトナのプレゼンフェスタから始まりました。まず江戸東京博物館に集合、ボランティア・ガイドさんの説明を聞きながらの見学です。今回のテーマは「江戸の出版と情報」。3つのグループに分かれて見学をしましたが、ボランティア・ガイドさんは、一通りの案内コースすべてを見てしっかりと説明しようとするスタイル。江戸の出版と情報コーナーでは時間不足になり、リソースが不足でとても発表できそうにありません。そこで急遽見学時間延長をして付属の図書室を利用。図書室の豊富な資料を使い、真剣な話し合いが行われました。
夜の発表は以下の通りでした。
【セッション2 「群馬あかり座公演その後」】
高崎市立北部小学校 報告者:小菅望美
【セッション3 「ヨーロッパにおける日本語教育の新展開」】
報告 藤光由子(国際交流基金 ロンドン日本文化センター)
協力・コメンテーター 植原久美子(ベルリン日独センター)
【セッション4 獲得研今後の活動予定】
どのセッションも真剣な話し合いが行われました。
2019年12月21日(土)に公開ワークショップをおこないました。今回のワークショップのファシリテーターは吉田真理子先生(津田塾大学)と武田富美子先生(前立命館大学)です。テーマは「『〈トム・ソーヤ〉を遊ぶ』の出版を記念して―遊ぶことと学ぶこと」です。タイトルからも分かるように、この度、お2人の共著『〈トム・ソーヤ〉を遊ぶ』(2019年、晩成書房)が出版されました。本ワークショップは、これを記念しておこなわれました。
ワークショップ 武田富美子 吉田真理子
各グループで「ハッピー」と感じる瞬間を集団彫刻で表現してプレゼンする、というワークショップ。参加者からは、「いろんな体験をした気分になった」「映像が浮かんでくるようなプレゼンだった」「見ることで共感できる」「即興の面白さがあった」などの感想が出されました。
最後に吉田先生からは、「ドラマワークでは、ソーシャルイシューなど、深刻な問題を扱うことも多い。これまでも、長いことその重さを引きずった体験もあった。しかし、それっていいのか?という思いがある。私たちはハッピーになる権利があるはず。「楽しい」は大事。Positive やResilienceを目指すドラマワークがあってもよい。この7年の集大成として、ハッピーで終わりたいと思った」というまとめの言葉がありました。
10月26日(土)10月例会・獲得研公開講座がおこなわれました。講師は武蔵野美術大学の三澤一実先生。テーマは「異なるものをつなぐメディアとしてのアート」でした。
まず、ワークショップとして「対話型美術鑑賞」をおこないました。萬鉄五郎の「裸体美人」という絵を見ながらグループごとに感想を話し合います。三澤先生の絶妙なファシリ―ションと、参加者それぞれの感想の交流の中で、絵の見え方が徐々に変わっていくことを体験しました。
次のセッションは、三澤先生の講演をうかがいました。まず「旅するムサビ」、「黒板ジャック」、「ムサビの居候」など、積極的な現場との交流に驚かされました。また、精神世界・感性の世界と現実世界をつなぐものとしての芸術は人間にとって、特に子どもたちにとって欠かせないものだ、という先生のお話に深く感銘をうけたひと時でした。